雪 御陣乗太鼓

木原たけし 雪 御陣乗太鼓歌詞
1.風雪 御陣乗太鼓

作詞:紺野あずさ
作曲:村沢良介

男の背中に 雪が舞う
女の涙と 二人連れ
ここは奥能登 日本海
いつかはぐれて ひとり旅
鬼の涙を 叩いて隠せ
胸にジンとくる
…御陣乗太鼓
叩け… 響け… 踊れ…

あいつが打つなら おれは舞う
夜空に響けと バチの音
輪島コキリコ 泣く声を
遠い海鳴り 消してゆく
燃えろかがり火 大地を照らせ
男まるごと
…御陣乗太鼓
叩け… 響け… 踊れ…

男は鬼だと 見得を切る
女は夜叉じゃと 身をよじる
名舟(なぶね)港の 闇深く
胸で詫びてる 寒い夜
カモメ騒いで 別れを責める
やけに沁みるぜ
…御陣乗太鼓
叩け… 響け… 踊れ…


2.おとこの挽歌

作詞:野本高平
作曲:村沢良介

泣きたいときには 泣いたらいいさ
涙のその訳 聞かせなよ
悲しい過去(むかし)を 曳きずりながら
ひとりで歩いて 来たんだろう
泣きたいときには 泣いたらいいさ
こゝろの杖には 俺がなる

飲みたいときには 飲んだらいいさ
うすめのお酒を 少しだけ
身体(からだ)に悪いと 分っていても
誰でも酔いたい ときがある
飲みたいときには 飲んだらいいさ
忘れた笑顔が 戻るまで

淋(さみ)しいときには すがればいいさ
ひとりで悩んじゃ 駄目になる
昨日の暮らしに サヨナラ告げて
明日(あした)を生きよう ふたりして
淋しいときには すがればいいさ
お前の涙は 俺のもの